魔曲と呼ばれる曲がありますが、高校野球・甲子園で魔曲といえば、「ジョックロック」です。
この「ジョックロック」がなぜ魔曲と呼ばれるようになったか、智弁和歌山高校でいかにして生まれたかまとめていきたいと思います。
【驚愕】ジョックロックはなぜ魔曲?
味方打線を奮い立たせて、一気に大量得点や、なぜか相手チームにイレギュラーや信じられないエラーが発生したりと、試合展開がガラッと変わることが多いため、魔曲と呼ばれています。
この曲を知っているファンは、これから何かが起こるのではないかと思うため、球場のボルテージは一気に高まります。
【驚愕】ジョックロックによる大量得点
2019年夏の甲子園で智弁和歌山高校は明徳義塾相手に1イニング3ホームランで一気に7得点を上げました。
これは甲子園での最高記録です。
このイニングでは相手のエラーで始まり、続くバッターは併殺打がイレギュラーしたことにより、出塁。そして次のバッターでホームランを打つという流れになりました。そこからヒット後にまたホームラン、次のバッターにもソロホームラン。
全てはエラーとイレギュラーしたことからこの大量得点劇が始まったのです。
この回は先頭バッターからずっとジョックロックを演奏していました。
【驚愕】ジョックロックによる同点&逆転劇
東海大相模高校相手に1回裏に4点を奪われてしまうが4回表に同点に追いつき、この回さらに得点を上げ逆転。この時もジョックロックが流れていました。
しかし、相手も優勝候補もため、6点取られ、5点差となってしまうも再度ジョックロックが流れ、7回に1点返し、8回には一気に4点を取り返し、再び追いつきます。
延長に入り、再度ジョックロックが流れ、ボルテージが上がり、そこで2点を取り、相手の攻撃を0点に抑え、勝利する事ができました。
結果12−10の乱打戦に勝利し、得点シーンには全てジョックロックが流れていました。
【驚愕】ジョックロックは智弁和歌山高校でいかにして生まれたか
吹奏楽顧問だった吉本英治さんがヤマハのミュージックソフトにサンプル音源として収録されていた曲をフレーズごとに掛け声を入れやすそうと思い、応援曲に取り入れました。これが魔曲の始まりです。
2000年の夏の甲子園から演奏されるようになり、逆転劇や相手のエラーを引き寄せての大量得点が重なるようになり、魔曲として呼ばれるようになっていきました。
【驚愕】ジョックロックを演奏するタイミング
ジョックロックはチャンスが来そうと思うときを見計らって演奏しています。
当初は5回に演奏するという決まりで使用していましたが、特に点が入るわけでもなく、応援曲の中の1曲というもので特別感などはありませんでした。
しかし、新しく吹奏楽の顧問が着任し、曲の使い方を刷新。決まったときに演奏するのではなく、チャンスが来そうな時を見計らって演奏するようにしました。
なので演奏の指示を出す時はまだ早いのではないかと思う時があるが、演奏後、ホームランを打ったり、ヒットがつながり、得点に結びついています。
それにチャンスが来そうと思う回では先頭バッターからずっとジョックロックを演奏する場面もあります。
この演奏するタイミングを見計らうのも魔曲を生み出した所以でもあります。
まとめ
甲子園で智弁和歌山は常連校であるため、春か夏の甲子園には出場しています。
1試合の中で必ず演奏する場面がありますから、智弁和歌山戦がある時はジョックロックがいつ演奏されるのかを見ることも1つの見どころかもしれません。
そして機会があれば、甲子園球場で生の演奏を聴いてみたいものです。