大リーグ、ドジャースに所属する大谷翔平選手が2年連続でハンク・アーロン賞を受賞しました。
そのことでニュースで取り沙汰されていますがこの「ハンク・アーロン賞」というのはどのくらい凄いことなのでしょうか?
そもそもハンク・アーロン賞とは何でしょうか?
ハンク・アーロン賞とは
メジャーリーグベースボールの賞の一つであり、1990年に創設されたスラッガーの証です。
名前の由来はハンク・アーロンという野球選手が当時歴代1位となる通算755本塁打を打ったことの功績を称え、ハンク・アーロン賞と名付けられました。
現在の通算本塁打ではハンク・アーロンを抜いてバリー・ボンズが通算762本打ってトップに輝いています。
ちなみにMLBでの大谷翔平選手の通算本塁打は225本です。日米では通算273本です。
この賞を受賞される選手というのはその年に最も活躍した両リーグから1人ずつの打者が選ばれるとても名誉ある賞です。
選考基準は?
本塁打、安打数、打率、打点などの総合的な攻撃力を基準にMLBの全球団が候補選手を1人ずつノミネートします。
その選手達の中から記者達が両リーグ8人、計16人の最終候補者を選出します。
そしてファン投票と殿堂入りの選手達の投票の合算で各リーグから1人ずつの受賞者が選ばれることとなっています。
なのでホームランをたくさん打ったことで受賞されるとも限らず、打率も関係してきますので必然的に出塁率も高い選手となってきます。
それだけこのハンク・アーロン賞を受賞するということは世界中のバッターで最も優れていることになりますから、ものすごい注目を浴びます。
日本人の受賞者
過去にメジャーに行った日本人のスラッガーは大勢いましたが、日本人での受賞者は大谷翔平選手ただ1人です。
大谷翔平選手の凄さはこの賞を2年連続受賞しており、しかも両リーグで受賞しています。
これはメジャーリーグの歴史上で初のことです。
大谷翔平選手はどんどん活躍していきますね。
大谷翔平選手の2024年の受賞
2024年の大谷翔平選手は素晴らしい受賞づくしでナ・リーグDH部門のシルバースラッガー賞、ハンク・アーロン賞、エドガー・マルティネス賞、オールMLBチームのファーストチームに選ばれるということになりました。
ドジャースという歴代MVP受賞者がいる中でも一際目立つ功績を残していますからまさに日本の宝です。
亜脱臼した肩の具合も気になりますが、来季はバッターだけでなく、ピッチャー大谷としての活躍も楽しみにしています。